【金融】『資金調達の"壁"を打ち破るライツオファリング

『資金調達の"壁"を打ち破るライツオファリング

別名ライツイシューとも言われる資金調達手法について書かれた本。本手法で国内で3度調達した知見を元に記したもの。

かつて「クソ株」の実施するファイナンスという悪評がついて回った。ただ、それは業績の厳しい会社でも調達の可能性があったために、それら企業が殺到したためで本来は懸念のある企業のファイナンスではない。むしろ株主によるフェアであるというメリットもある。
本来は多額の資金を調達するメガバンクなどが先鞭をつけるべきであったが、残念ながらそうはならなかった。

本書を読むと、手法毎の特徴、ディスカウント率の設定と株主影響 等分かりやすく書かれている。
(失礼ながら)よく検討してファイナンスを実施したのだなと認識した次第。
ベストセラーになる本ではないと思うので、興味のある方は購入をお勧めします。この手の本は絶版にならないとも限らないし。

資金調達の“壁

資金調達の“壁"を打ち破るライツ・オファリングメソッド